『血液の闇』
林田力
内海聡、船瀬俊介『血液の闇』は輸血の恐ろしさを描いた書籍である。著者の内海聡氏は内科医であり、船瀬俊介氏は医療ジャーナリストである。本書では背筋が凍る恐ろしい実態が指摘される。輸血には多くの危険が隠れている。輸血には「GVHD(移植片対宿主病)」という重大副作用がある。「年間120万人が輸血を受けている。すると、単純計算で、なんと年間2000人がGVHDを発症していることになる」(19頁)。輸血とは頻繁に行われる臓器移植である。
輸血は、自己(患者)の体内に異物を入れることである。免疫反応が起こる。免疫細胞(リンパ球)が他者の血液を攻撃する。さらに厄介なことに輸血された血液にとっては、患者の血液や細胞が他者となり、攻撃態勢に入る。自己と輸血された血液同士が大喧嘩を始める。
患者の体内で免疫細胞間の大戦争へと拡大していく。血液系、免疫系をはじめ生理機能は大混乱になり、神経系、内臓系までパニックになる。血液は凝固機能を失い、内臓、消化器、皮下などあらゆる組織で出血して、最期に多臓器不全で亡くなる。輸血の副作用死である。
臓器移植も同じであるが、機械の部品を交換するように、他人の体のものを持ってきて治そうとする発想に無理があるのではないか。消費者は遺伝子組み替え食品に本能的な嫌悪感を抱く一方で、コシヒカリなどの品種改良への抵抗はない。それは後者が人間にとって都合のよい形であっても生殖という自然のシステムを利用したものであるのに対し、前者が別の生物の遺伝子を持ってくるという自然のシステムではあり得ない操作をするためである。医療でも他所から持ってきたものを入れ込むという発想ではなく、自己の体内での生産能力を促進させる方向を強化すべきではないか。

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