『緋の収穫祭』

林田力

ボルトン著、法村里絵訳『緋の収穫祭』(創元推理文庫、2014年)は英国の閉鎖的な田舎町ヘプトンクラフを舞台にしたミステリーである。この町に引っ越してきたフレッチャー家の長男トム、この町の教会の新任司祭ハリー・レイコック、この町の住人を往診する精神科医のエヴィ・オリバーが主要な視点人物である。彼らはヘプトンクラフに不気味さ、異常性を覚える。主要舞台は古い教会、古い家、湿地であり、不気味さを増幅している。

彼らが感じる不気味さが果たして人為による犯罪か超自然的な現象か明確ではない。本書が推理小説であるか、ホラー小説であるか分からない。タイトルの『緋の収穫祭』はヘプトンクラフの不気味な儀式「血の収穫祭」に由来する。ここからが街全体を覆う集団的な問題があるのではないかとの連想もさせる。

このように作品の方向性が見えにくく、前半は読み進めることに苦労する。終盤になると物語は加速する。非常に恐ろしく悲しい物語である。冒頭のいじめっ子が終盤で意味を持つなどストーリーは練れているが、やりきれなさが残る。

本書の主要登場人物、推理小説の探偵役に相当する人物は司祭と精神科医である。どちらの職業も人々の心の苦しみを和らげる役割を果たす。ところが、本書では二人とも、その役割を果たせず、自分達の無力さをかみしめることになる。

特にハリーは司祭であるが、普段のファッションが司祭に見えないなど現代的な人物として描かれている。このようなキャラクターは事件を通して信仰心が深まる展開が定番である。しかし、本書では逆の展開になる。「神はいない」と思わせるような展開である。



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