『エレンディール −剣の聖女− 第四章 未来へ…』

林田力

華宮ゆう士『エレンディール −剣の聖女− 第四章 未来へ…』(セルバ出版、2014年)はファンタジー作品『エレンディール 剣の聖女』の第6巻である。この巻で物語は完結する。

本書は聖女討伐部隊との戦闘で始まる。第1巻では侵略者が悪であり、主人公に感情移入できた。ところが、主人公は過剰な殺戮を続けた。ここでは聖女討伐側に正しさがある。しかし、第5巻時点での主人公を討伐することが正しいか、そっとしておくべきではないかという思いもある。また、討伐側にも邪な人物がおり、ここでは主人公にもっと積極的に戦って欲しいとさえ思ってしまう。このように単純に割りきれず、やりきれない。

この巻が最終巻であることは前巻『エレンディール −剣の聖女− 第三章(下)星の士』の末尾でアナウンスされている。本書の「あらすじ」にも「エモーヌの最後の戦いが今、はじまろうとしていた」と書かれている。そのために読者は物語が完結することを想定して読み進めることになる。

それにしては序盤で罪のない人々が亡くなりすぎている。これでは、どのような結末になろうと「終わりよければ全てよし」というナイーブなハッピーエンドにはなり得ない。良い物語を作る上で、この段階で罪のない人々を死なせてしまうことの是非は議論があるだろう。しかし、私は、そこにリアリティを感じた。


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