『ガンスミス』

林田力

荒川匠『ガンスミス』(幻冬舎、2014年)は泥沼の内戦中の架空の国を舞台に銃職人を主人公とした小説である。タイトルのガンスミスは銃職人を意味する。世界の秩序と軍事地図を塗り替える威力を持つ新型銃をめぐって物語は展開される。複数の銃職人が視点人物となるオムニバス的な作品であるが、物語は新型銃に収斂している。

本書の舞台となる国の住民はアングロサクソン風の名前が多いが、それ以外の名前もある。人種も白人もいれば黒人もいる。この国では宇宙バカの将軍が独裁者として支配している。宇宙開発に強い関心を持っているために宇宙バカと陰口を叩かれている。軍国主義と宇宙開発の親和性を物語る。「軍事力と宇宙開発に力を入れているせいか税金は年々重くなり、政府による不当な逮捕や弾圧が横行している」とも言われる(187頁)。

一般のアクション物では銃を撃つ人物を主人公としたものが多い。主人公が長時間戦い、無数の敵を倒す活躍が描かれがちである。しかし、本書を読めば銃には継続的なメンテナンスが必要であることが分かる。チャンバラ作品に対して、現実の刀は人を斬れば刃こぼれしたり、血糊が付いたりで何人も切れるものではないとリアリティから突っ込まれることがある。銃にも似たような繊細さがある。

一方で本書も中盤以降になると視点人物のガンスミス自身が銃を撃つ側に回ることもある。新型銃の存在を知ったガンスミスの反応は様々である。その選択によって死に至る者もいるし、生き残る者もいる。最後は皮肉な結末が待っている。




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