『憲法の神髄と日本の未来』

林田力

渡邊和美『憲法の神髄と日本の未来 明治維新から平成世界維新へ』(今日の話題社、2013年)は保守の立場から平和憲法擁護論を展開するユニークな書籍である。一般に保守は日本国憲法を押し付け憲法とし、九条の改正を志向する。これに対して本書は昭和天皇が九条の発案者であったとし、平和憲法を擁護・尊重することが大御心にかなうと主張する。

本書の指摘は左翼的な護憲論と比べても筋が通るところがある。第一に第一章の扱いである。憲法の理念である国民主権を徹底するならば第一章は矛盾である。護憲論者は本来ならば第一章削除という改憲提案をしても不思議ではない。

現在の政治情勢下で天皇制廃止を唱えて改憲論の土俵に乗ることの是非は戦略的に考えなければならないところである。それでも日本国憲法を有り難がるだけの護憲論には思想的薄さが否めない。これに対して本書は天皇を前提としており、第一章も第九条も矛盾なく存在する。

第二に押し付け憲法論である。私見は無条件降伏の結果として押し付け憲法は当然との立場である。連合国は日本を平和的な民主国家にすることを求めており、それが大日本帝国憲法では実現できない以上、憲法改正は無条件降伏に含まれており、押し付けに何も問題ない。

これに対して左翼的な護憲論は当時の日本人の中に草の根で日本国憲法と同レベルの憲法を期待する動きがあったことを根拠として、押し付け憲法論を否定する傾向が強い。この主張は当時からGHQ案を押し付けと反発した人々の存在を無視している。その立場からの改憲論が出ることへの反論にならない。本書は天皇の意思を出すことで押し付け否定になっている。

本書は天皇の権威を高める形での憲法改正案も提示しており、護憲論とギャップがあることも確かである。一方で貧困と格差に苦しむ人々からすると、護憲論も既得権益擁護の運動に映る面もある。平和憲法を守る幅広い運動を志向するならば本書のような立場の意義は大きい。


     
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