『持たない幸福論』

林田力

pha『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』(幻冬舎、2015年)はニートによる人生論である。著者は毎日通勤する生活に疑問を覚えてニートになり、シェアハウスで生活している。所謂普通の人とは変わった人生であるが、その主張には共感できるところが多い。

著者は「正社員にならねば」「結婚しなければ」「子どもを作らねば」「老後に備えなければ」「貯金しなければ」などの「こうあらねば」が人を追い詰めていると主張する。「真っ当」な生き方から逃げることで楽になったという。

著者の主張のベースには経済的な上昇思考の否定がある。年収何千万円というようなことが個人の幸せを約束するものではない。高額な旅費をかけて海外旅行に出なくても、普段行かない近所の路地を散策するだけでも新しい発見がある。高級レストランで神経を使うよりも、自炊生活が純粋に楽しい。負け惜しみでも何でもなく、純粋に実感できる。逆に自分自身の幸福の価値を持たず、ひたすら経済的上昇を追い詰めるとブラック企業経営者やブラック士業、危険ドラッグ売人のような非道徳的な人間が出来上がってしまう。

その意味では著者が現代を過去よりは相対的にましな時代と評していることは意義深い。確かに貧困や格差は深刻である。しかし、昭和に比べて現代の方が普通でないことへの風当たりが弱まっていることも確かである。昭和に比べれば価値観の多様性が認められるようになった。反貧困などの運動が「新自由主義が日本をダメにした。昭和の日本はよかった」というスタンスならば、普通を押し付ける昭和の日本に息苦しさを覚える人々にとっては運動自体が守旧派に映るだろう。

林田力

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