『オモヒヤル』

林田力

うだりお『オモヒヤル』は電子書籍の小説である。色々な平行世界が描かれる。人生において、ある時点で別の選択をしたならば、別の人生になったと思うことはある。そのような様々な可能性が描かれる。たとえば子どもを亡くした親の人生と子どもが生きている親の人生は大きく異なる。

本書は「量子力学の一解釈を応用したサイエンスフィクション小説」と説明される。量子力学の多世界解釈を踏まえていると思われるが、本書には難解な科学的説明はない。むしろ日常生活の煩わしさがリアルに描かれる。派遣社員の軋轢、夫婦喧嘩、DVなどである。

タイトルの『オモヒヤル』は他人を「思いやる」という意味である。他人からイライラした反応を受けることは自分がイライラし、相手を思いやる心が足りないためという思想が提示される。それは「全ては自分の気持ち次第」という人生訓に結びつくが、本書ではイライラしている夫婦の娘が交通事故を回避し、幸せそうな夫婦の娘が交通事故に遭うという現実の理不尽も描いている。

自分が相手に求めるよりも、自分が相手を思いやる心を持つことは道徳的に素晴らしい。夫と妻のような対等な関係では求められることである。一方で世の中には消費者と事業者、開発業者と住民のように非対称な関係もある。業者が金儲けを追及するだけで消費者や住民のことを考えないならば、消費者や住民が相手を思いやる心を持っても業者を利するだけである。消費者や住民に思いやりの心を求めることが公正ではない。

本書でも可哀想な存在は、夫婦の対立の犠牲になる娘である。娘には何の罪もない。少女に大人と同じような道徳は求められない。「思いやり」は立場の違いも思うことと感じた。


林田力

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』はFacebookページを運用しています。「いいね!」をよろしくお願いします。Facebookページに「いいね!」していただけますとご案内も届きやすいかと思います。情報をリアルタイムに入手できる手段として、まだ未登録の方には是非「いいね!」をお願いします。ページ上部にある「いいね!」のボタンをクリックして下さい。
シェアして拡散していただけるともっと嬉しいです。Facebookでの記事に対するご意見、ご感想をお待ち申し上げます。一緒にFacebookを楽しみましょう。

【既刊】『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』『東急不動産だまし売り裁判購入編』『東急不動産だまし売り裁判2リバブル編』『東急不動産だまし売り裁判3』『東急不動産だまし売り裁判4渋谷東急プラザの協議』『東急不動産だまし売り裁判5東京都政』『東急不動産だまし売り裁判6東急百貨店だまし売り』『東急不動産だまし売り裁判7』『東急不動産だまし売り裁判8』『東急不動産だまし売り裁判9』
『東急不動産だまし売り裁判10証人尋問』『東急不動産だまし売り裁判11勝訴判決』『東急不動産だまし売り裁判12東急リバブル広告』『東急不動産だまし売り裁判13選挙』『東急不動産だまし売り裁判14控訴審』『東急不動産だまし売り裁判15堺市長選挙』『東急不動産だまし売り裁判16脱法ハーブ宣伝屋』『東急不動産だまし売り裁判17』『東急不動産だまし売り裁判18住まいの貧困』『東急不動産だまし売り裁判19ダンダリン』
『東急不動産だまし売り裁判訴状』『東急不動産だまし売り裁判陳述書』『東急不動産だまし売り裁判陳述書2』『東急不動産だまし売り裁判陳述書3』
『東急大井町線高架下立ち退き』『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』『東急コミュニティー解約記』『東急ストアTwitter炎上』『東急ホテルズ食材偽装』
『裏事件レポート』『ブラック企業・ブラック士業』『絶望者の王国』『歌手』『脱法ハーブにNO』『東京都のゼロゼロ物件』『放射脳カルトと貧困ビジネス』『貧困ビジネスと東京都』
『二子玉川ライズ反対運動1』『二子玉川ライズ反対運動2』『二子玉川ライズ反対運動3』『二子玉川ライズ反対運動4』『二子玉川ライズ反対運動5』『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』『二子玉川ライズ反対運動7』『二子玉川ライズ反対運動8』『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』『二子玉川ライズ反対運動10』『二子玉川ライズ反対運動11外環道』『二子玉川ライズ反対運動12上告』
林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 東急不動産係長脅迫電話逮捕事件 二子玉川ライズ反対運動 東急リバブル広告 東急ストアTwitter炎上 東急ホテルズ食材偽装 東急ハンズ過労死 ブラック企業・ブラック士業 脱法ハーブにNO 東京都のゼロゼロ物件 東急不買運動 東急リバブル東急不動産不買運動 アマゾン ブログ ツカサネット新聞 リアルライブ 本が好き v林田力 家計簿 ワンピース 韓国 江東区長 選挙 東陽町 世田谷区 Hayashida Riki hayariki tokyufubai amazon wiki wikipedia facebook






林田力
#書評 #読書 #読書感想 #レビュー #本 #新刊 #小説