『探偵は壊れた街で』

林田力

サラ・グラン著、高山祥子訳『探偵は壊れた街で』(創元推理文庫、2015年)は女性探偵クレアを主人公とした小説である。ハリケーン災害直後のニューオーリンズを舞台とする。クレアは失踪した地方検事補の捜索を依頼される。

クレアは相手の何気ない言動から様々な事実を導き出すシャーロック・ホームズのように優秀な探偵である。宣伝文にも「最高にクールな女性私立探偵を描く」とある。但し、一般にイメージされるようなカッコいい探偵ではない。クレアは過去を引きずっており、最短で謎解きするというよりも回想や独白が多い。実用的ではない、哲学的な内容もある。

クレアの独白には探偵論も多い。その探偵論は漫画『名探偵コナン』でコナンが語る探偵論のようなナルシスト的なものではなく、ニヒリズムがある。たとえば探偵は誰からも好かれなくなるという。「なんにでも鼻を突っ込んで、犯罪を暴き、それでみんなに憎まれるようになる」(159頁)。

本書は米国の荒廃した風俗が描かれる。まさに「壊れた街」である。撃ち合いは手に汗握るアクションというよりも、日常的な出来事になってしまっている。ドラッグの利用は酒を飲む程度のこととして描かれる。大災害直後という点は割り引いて考えるべきであるが、風俗の荒廃は、それ以前からの根深い問題である。禁欲的なピューリタニズムのアメリカはどこに行ったのか。日本も危険ドラッグ蔓延が社会問題になっているが、ドラッグ蔓延を許してはならないと再認識した。

林田力

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