林田力 書評『結局ゾロ目を見逃す』

林田力

まえだりょう『結局ゾロ目を見逃す』(郁朋社、2014年)はエッセイ集である。エッセイは数行程度の短いものがほとんどである。長くても2頁に収まる。一行エッセイもある。Twitter時代のエッセイ集といえるかもしれない。タイトルの『結局ゾロ目を見逃す』も一行エッセイの一つである(69頁)。

エッセイはクスリと笑わせるものである。著者は大阪在住であり、エッセイにも大阪の地名が出てくる。しかし、エッセイには関西の笑いのきつさはない。なにしろ著者は「ノリの悪さでは北大阪では五本の指に入る」と自称する人物である(85頁)。あくまでクスリとした笑いである。

エッセイのネタは何気ない日常の出来事である。電車や料理屋で小耳に挟んだ会話などを題材とする。著者の観察眼は深い。普通の人ならば気にも留めずにスルーしてしまうこともエッセイの話題になる。

前半は独身男性・恋人なしをオチにしたものが多い。後半になると、いつの間にか結婚しており、妻との会話のネタが増える。前半からは著者は独り言または一人の思索が好きな人との印象を受ける。それ故に「おひとりさま」で問題ないように見える。ところが、結婚したら妻と、たわいもないことを含めて、よく会話している。よいパートナーと結婚したという感じである。

妻と出会って結婚する経緯も読んでみたい気がする。一方で第三者的に突き放して語れる話題だからこそエッセイになると言えるかもしれない。その意味ではエッセイに仕事内容の話題がないことも理解できる。紹介文によると著者は弁理士とのことであるが、エッセイには弁理士の専門的話題はない。難しい話はなく、楽しめる作品である。


     
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